チェンジ・ザ・ドリームとの出会い
しかし、「朝が来ない夜はない」「春が来ない冬はない」と言うように、2007年の春を迎えた頃から、少しずつ状況が変わり始めました。チェンジ・ザ・ドリーム*(以下、略して「チェンドリ」と呼ぶ)に出会ったのも、ちょうどこの頃でした。
あるイギリス人の友人と電話で話していた時、「今度おもしろそうなプログラムに参加するの」と言うので、内容を聞いてみると、確かにおもしろそうだったので自分も一緒に参加させてもらうことにしたのです。しかし、実際に参加してみると、プログラムの趣旨にはものすごく共感を覚えたものの、プログラムの中身や進め方に関してはまだまだ改善の余地があるというのが正直な感想でした。
CTIなどの仕事を通じて参加体験型のプログラムを数多く経験してきたこともあって、細かい部分を含めて気になることが多々あり、余計なお世話とは思いつつ、プログラムの終了後に主催者に対していろいろとフィードバックをさせてもらいました。
すると、「あなたはなかなかいいフィードバックをしますね。実は、今度ファシリテーター・トレーニングというのがあり、そこにこのプログラムをつくった人たちがアメリカから来るので、よかったらそれに参加してあなたの考えを彼らに直接伝えていただけませんか?」と言われたのです。