グローバルかつ複合的な危機
問いと向き合う
そこで、2021年の9月以降、私はそれまでやってきた活動をすべて休止し、「どうしたら人類は現在直面しているグローバルかつ複合的な危機を乗り越え、すべての存在がよく生きられるような未来を築くことができるのだろうか?」という問いと向き合ってきました。
なお、この問いにある「グローバルかつ複合的な危機」というのは、気候危機やコロナウイルスのパンデミックだけでなく、より直近のロシア軍によるウクライナ侵攻など全世界を揺るがす危機が同時多発的に起きている状況を指しています。
社会変革について学ぶ必要
この問いに対する答えを見出すためには、これらの危機がどうして起きているのかについて構造的な理解を深め、その上でそれを乗り越えるためにどうしたらいいのかについても過去の社会変革の歴史に学びつつ探求する必要があると感じました。
そこで、これまであまり縁がなかった政治学、経済学、社会学、人類学、歴史学、哲学、思想史、社会運動理論といったジャンルの本を読んだり、オンラインの講座に参加したり、大学の講義を聴講したりといったことにひたすら努めました。